2013年2月15日金曜日

リクルートのDNA―起業家精神とは何か(江副 浩正、角川書店)



周囲に何人かリクルートで働いている知り合いがいるが、とにかくバイタリティに溢れている。
その要因を探るべく(または、リアルタイム性のある事柄なので...)一冊の本を手にした。



リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)
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江副 浩正
角川書店
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江副浩正さんが考える成功するための条件を、備忘録としてツラツラと箇条書きでまとめておく。

1.ひとりではなく、仲間を巻き込む
エネルギッシュな若い人材が集まり、
目標を共有して(ビジョンを明確にして)事業を推進することが大切。

2.同僚に「ついていきたい!」と思わせる
人がついてくるようにするには、自分をを磨くことが大前提。
カリスマでなくとも、人がついてくるようになるのは可能。
重要なのは同僚の誰よりも仕事を熱心にして、卓越した成果を出し続けること。

3.人をうまく使える
企業は人のあつまりである。
成功者は、チームメンバーの特性をよく知り、
誰にどの仕事を任せるかを的確に判断できる。

4.小さく始める
多くのリソースを必要としない事業を見極め、それに着手する。
大きな資本を必要とするものは、大企業が行えばいいと考えていた。
この考えは、現在のスタートアップにも共通していると思う。

5.時間を有効活用する
時間は誰にでもある、唯一公平なものである。
時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい。
その仲でも、仕事に優先順位をつける事が大切。

6.失敗を恐れない
人がチャレンジした時、失敗はつきもの。しかし、ピンチはチャンス。
ピンチへの対処がうまくいけば、成功が見えてくる。
部下の失敗も許してあげなければならない。

7.大事なのは学歴ではなく、スキルと知識
学歴は関係ない。そうではなく、知識とスキル重要。
知識とスキルをつけるために学習する事が求められる。
たくさん本を読み、事業計画を書き、それを人に見せて人の意見や助言を聞くこと。
インプットだけでなく、アプトプットする事で
身に付く力が上がっていく。

8. 経営理念(ビジョン)を共有する
自分の経営理念を社員と語り、議論しなければ理念の共有は難しい。
共有された理念がなければ、組織の心を一つにする事は難しい。

9.コミュニケーション能力を高める
インターネットの普及により、世界は大きく変わった。
経営者は、読み手にとってわかりやすい文章を書かなければならない。
また、わかりやすく伝えなければならない。

10.相手の気持ちを考えて話す事ができる
成功者は話すのがうまく、人の話を聞く能力にも長けている。
話す時は、相手が聞きたいことを知った上で、
わかりやすく話さなければ、正確には伝わらない。

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