2013年2月12日火曜日

プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)だ!?


 
私の職業はITインストラクター(※)なので、おのずとプレゼンテーションすることが多くなります。(※)システムエンジニアに対してプログラミング言語やデータベースを教えてます


ITインストラクターになるまでの軌跡を振り返ると、新卒で4年間は 組み組込み系のシステムエンジニアとして業務をしていました。もともと人と接するのが好きなタイプなので営業職を目指して転職活動をしていまいたが、当時の転職アドバイザーの方から「人と接したいのであればインストラクターはどうですか?」といわれ、内心悪くないなと思い、入社試験を受けたら運命的に採用されました。そして入社後、インストラクターとして登壇するまで、先輩方の前でロールプレイングを行い改善を繰り返し、デビューしたわけです。そのロープレの中で上司から言われたことで今でも大事にしている言葉があります。



プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)やからお客さんに最高のプレゼントを届けよう



当時このフレーズを聞いたとき、そんな重く受け止めへんかったけど、経験を積むにつれてつくづく大事やなって思う。
この考え方の良いところは、相手目線になれるところ。プレゼンテーションが贈り物であるならば、自分がしたい話をするのではなく、相手が聞きたい話をしようと考えやすくなる。だって、プレゼントなんやから、相手に喜ばれるものを贈りたいやん???


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最近は↑の考え方にプラスアルファで 「対話」することが大事だと思っている。


講義をするときは、朝一番で研修室のドアを開けるまではどんな人が来ているのかわからない。
一般社員の方もいらっしゃるし、マネジャーもいらっしゃる。お客さんは一様ではないのです。
いくら最高のプレゼントを届けようと思っても相手の態度や雰囲気で、勝手にキャラクターを決めてしまって講義をすすめると、ときに「受講者が求めていること」と「私が伝えたいこと」に食い違いがおきて満足してもらえないことがある。


だから最近、講義開始前に最もこだわっているのは、「限られた時間で最大限に受講者を知ること」。
「対話」が大事とわかっていても、聞き方ひとつで、相手の私に対する印象が変わってしまうし、聞くからにはそれに応えなければならない。


でも、言うは易く行うは難し。


奥が深いなインストラクターって仕事は。


 

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