今回のブログは、WSD18初日の講座を受講した所感について記述したい。
WSDとの詳細については下記URLをご参照
WSDには、大阪に在住していたときから受講したくてようやく受講することができた。
本日は、対面授業の初日であるが、12月中旬から今日までにかけて事前にe-Learningを受講しておく必要がある。クラスは3つに分かれており、今日は、全クラスのメンバーが一つの教室に集まり、刈宿先生の講義やワークなどを行った。
今日学習したことで、印象に残っているものを3つ述べる。
まず一つ目は、「気づきとは、無意識を意識化すること」である。
私は、研修を実施するときには、受講者に対して「多くの気づきを持ってかえってください」などということがある。しかし、「気づきとは何か?」を言語化できない自分がいた。今回の刈宿先生の話を聞いてすっきりしたような気がする。私たちは、普段の生活の中で、自分が当たり前にしていること(自明性)に対して、何の疑いもなく時間を過ごしている。この自明性に対して、Whyの視点を持って疑問を持つ事で、無意識を意識化することができるのである。このことを自分ひとりだけでするのではなく、他者を交えて行う事で多くの気づきが得られると考える。
二つ目は、「互恵と排他のワーク」である。これは前の舞台に十数人の受講生を立たせ、目をつむってもらう。その状態で各受講者の額に丸いシールをはる(もちろん貼られた側は、自分が何色のシールが貼られているかわからない)。目を開けると、各人が協力して誘導しながら、色別にメンバーが集まるルールとなっている。「互恵のワーク」では、赤・緑・青・橙の4色のシールが使用された。自分が何のシールを貼られているかわからないため、助け合いながらでないと、うまくチーム分けすることができない。特定の人がリーダーやフォロアーなどという立場ではなく、同じ立場で協力することを体感するには良いワークだと思った。もう一つの「排他のワーク」では、少し勝手がちがう。4色のシールであることには変わりがないが、ある特定の受講者には2色のシールが貼られるのである。そうすると、完全に色を分けてチームを分ける事ができない。この状況下でいかにチームを分けかを考えるワークであった。人と違うといって除外するのではなく、違う中でどう最適解を見つけていくことも体感できた。
三つ目は、「対話のワーク」である。まず4人一組なる。そして二人ペアでお互いに自己紹介をする。次に、違う二人ペアを組み、先ほどのペアで聞いた自己紹介の内容を相手に伝える(他己紹介)。さらには、ペアを組んでいない方に、他者から聞いた内容を伝え、感想を交えて話す。ステップ1とステップ2では、よくあるアイスブレイクであるが、ステップ3の方法は初めて体験した。ステップ3をするためには、相手に対して興味を持ち、正しく理解していないと説明することができない。ステップ3までできて初めて対話できたという状態になることを体感することができた。
大きな気づきは3つでああるが、刈宿先生の講義やワークを通してさまざまな学びを得る事ができた。この先の三ヶ月が非常に楽しみである。
[その他学んだ事(キーワード)]
・そもそも論(根源性の担保)
・意味のある学びを考えるときは、意味のない学びは何かを考える
・カタレル三角
・人には学びほぐしが必要(無意識➡意識)
・昭和3年のある小学校の時間割は、毎日1限目は「自習」
・カントは、手は第二の脳だといった
・PISA型学習観
・ユネスコは、異文化交流分野では有名
・見た目は外国人でも日本人(You tube)
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