2014年10月6日月曜日

企業文化は鍾乳洞のよう?!


一年間のサイクルとして、上期は仕事の忙しさにかまけてインプットすることをサボりがちになりますが、下期は少し余裕ができるので意識的にインプットすることにしています。今日から2日間「人財マネジメント」という研修を受けていますが、担当講師が発した言葉が良い例えだったので、ブログに残しておこうと思います。

「企業文化は鍾乳洞のようなモノです」


鍾乳洞を国語辞典で調べてみると、こんなことが書かれています。

石灰岩の割れ目から入った雨水や地下水の溶解作用によってできた洞窟(どうくつ)。洞窟内は地下水が流れ、天井からは鍾乳石、下には石筍(せきじゅん)が立ち並ぶことが多い
こんな感じのものです。一度は見た事があるでしょう。


天井から垂れ下がっているものが、鍾乳石と呼ばれ、地面から出ているものが石筍(せきじゅん)と呼ばれます。講師曰く、

鍾乳石も石筍も、1cm成長するのに何百年もかかる。特に石筍は、鍾乳石からのしずくが同じ場所に落ち続けてようやくできあがる。鍾乳石から滴り落ちるしずくが少しでもズレると石筍ができない。これは、企業文化に似ている。経営者が同じことを繰り返し社員に伝えることにより、企業の文化として根づいてく。経営者の言ってることや、やっていることが頻繁にズレると企業の文化として根づくことはない。

そうおっしゃっていました。
こういう視点で自社の企業文化をとらえると、新たな気づきがあるかもしれません。


2014年8月23日土曜日

文章を書く目的を知って、書く力を育てる


文章を書くことが嫌い「だった」。

昔から文章が好きになれず、新聞どころか漫画すらまともに読まなかった。

小さい頃に、親が読み聞かせをしてくれなかったから国語を嫌いになったと思っていたし、国語が嫌いだから文章が書けないとさえ思っていた。   

今回のブログは、「文章を書く目的」について考えてみる。

文章を書く目的は、大きく二つに分けることができる。一つは、伝えたいことを表現するため、もう一つは、物事を深く考えるため。 

伝えたいことを表現するには、読み手を意識することが必要不可欠である。 プレゼンテーションで話すときも、日報や週報などで文章を書くときも、読み手を意識しなければ、伝えたいことが伝わらない可能性がある。

また、書くことは、物事を深く考えるための手段でもある。文章を書こうとして書けないことに気づき、考えが明瞭にまとまってなかったことに気づくことがある。そして考えに考えて文章にすることによって、自分の考えがまとっていく。

このように書くことは、考えを整理したり、深めたりするうえで大事な機能を果たす。しかし、多くの学校教育では、このようなことを教えていない。

幼少時代から、書くことの目的を知ってもらって、実践を繰り返すことにより、誰でも文章が書けるようになると思う。こんな私でも書けるようになったのだから。

2014年8月9日土曜日

ワークショップデザイン入門@東京大学を受講しました


今日は、ワークショップデザイン入門を受講してきました。
http://wsd0809.peatix.com/

今年の12月から青山学院のワークショップデザイナーコースを受講することになりましたし、今年度はワークショップについて色々考察できる機会に恵まれそうです。

最近「ワークショップ」という言葉が横行して、歴史や定義について自分の中に腹落ちできていない状態でした。Amazonで書籍を検索すると、おびただしいほどのワークショップの関連書籍が出てくるし、書籍を読んでも著者が好き勝手なこと言っています。

でも今日の安斎氏の講義を聞いて、自分の中で「ワークショップとは何か?」の答えが少し見つけられたような気がします。
ワークショップとは、普段とは異なるものの見方から発想するコラボレーションによる学びと創造の方法のこと
ポイントは、普段とは異なるものの見方ということ。ワークショップのイメージを周りに聞いてみると、みんなが集まってワイワイ楽しい勉強会みたいな回答をされる。楽しいのも良いけど、自分がワークショップを主催するときは、もっと学びや創造の方法を追求していきたいと思う。

さて、今日は安斎氏のワークショップデザイン本を読んで寝る事にしよう。

ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ
山内 祐平 森 玲奈 安斎 勇樹
慶應義塾大学出版会
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協創の場のデザイン―ワークショップで企業と地域が変わる (芸術教養シリーズ―私たちのデザイン)
安斎 勇樹
京都造形芸術大学東北芸術工科大学出版局藝術学舎
売り上げランキング: 64,139

[本日の資料]
http://yukianzai.com/140809_wsd.pdf