2013年2月28日木曜日
「キャリア・マネジメント」~自分のやりたいこと/できることは明らかですか?~
ご自身の『キャリア』について真剣に考えたことがありますか?
って質問されたら、僕は「自分が歩んできた道」、それがキャリアです。 っと答えてきた。
自分のキャリアを真剣に考えることから逃げてきたのかも知れない。
30歳も超えたし自分のキャリアを考えるうえでのヒントを得るためにあるセミナ参加した。
今回のブログはそのセミナ内容のまとめ。
■ 日 時 : 2013年2月24日(日) 10:30-13:00
■ 場 所 : グロービス経営大学院 大阪校
■ 参加者: 約30名
1.キャリアとは
キャリアとは人生の軌跡と展望
■ これまでどういう人生を歩んできたか
■ これからどこへ向かうのか
キャリアを考えることとは、自分の人生の生き方を考えるということ
2.自分のやりたいこと(ワークショップ)
将来の夢を語る : ○年後の自分はどうなっていたいか?
2人1組になり、1人3分間熱く語る。
[講師からのフィードバック]
描いた自分=「やりたいこと」 は本当に自分が心からやりたいことですか?■ 世間でよいと言われていること を区別してる?■ 今の延長線上で何となくやれそうなこと を混同していないか?
自分のやりたいことを決めるには価値観(※)が重要
(※)ワクワクする源、大切だと感じるもの
3.価値観の重要性(ワークショップ)
ライフラインの作成 : 自分の人生を振り返る
①人生を思い出し、過去の節目や転換期となった出来事を思い出す
②それらの出来事の幸福度をワークシートにプロットする
③ライフラインを改めて見て、どんな価値観を大切にしているか、何に喜びを感じるかなどを感じる
④気づいたことをライフラインの中にコメントを付け加える
[講師からのフィードバック]
ラインが山になっている(幸福度が高い)部分の出来事■ 自分が何を大切にしているのか(価値観)が見えるかもしれません
■ 何を強みにしているのか見えるかもしれません
ラインが谷になっている(幸福度が低い)部分の出来事
■ 自分が壁にぶちあたったとき、つらいときにとりがちな行動が見えるかもしれません
■ その経験があったからこそ強くなった自分がわかるかもしれません
ライフラインを作成することで現在の自分を形成する価値観や考えた方を理解できる
4.自分ができること
セルフチェック(資産の棚卸し):自分ができることを見つめる
①知識・スキル・姿勢・経験の要素の分析から自分の強みを列挙してください ・知識 ・スキル
・姿勢
・経験
②自分にとってもっと向上させる必要があることを列挙してください
・知識
・スキル
・姿勢
・経験
[講師からのフィードバック]
「能力」×「経験」=「実力(自分のできること)」
「学び」と「実践」(Action&Learning)の両方を繰り返していくことが大事
5.さいごに
自らの現状を認識し、キャリアを考えつづけること、変化を見極めること
そして自分を高めるために指針を考え行動に移す
以上
2013年2月17日日曜日
グロービスのクラスを受講して感じたこと(中間)
現在クリティカルシンキングクラスのDAY4課題に取り組み中。全6日間のコースなのでちょうど折り返し地点を迎えたところです。ここではグロービスのクラスを受講してこれまで感じたことを書きます。課題と全く関係ないですが。
私は、いつもグループ会社内の研修を受けるので、これだけ多業種 多職種の方との研修を受講するのは初めてです。それゆえにいろんな刺激を受けさせてもらってます。グロービスのクラスを受講して特に思うことが二つあります。
1. 振り返りは他者が介入するとより良い学習効果をもたらす
私は業務で研修を企画したり実施したりするので、学習理論などに少しながら興味があるのですが、学習理論の一つに「経験学習モデル」という理論があります。このモデルは「経験→省察→概念化→実践」という4つの学習サイクルを回すとより深く学べるという考え方です。簡単にいうと、経験しっぱなしの振り返りなしではなくて、ちゃんと振り返って経験したことを次回に活かしましょう!ってことです。
今まさに、私たちがやっています。各回のクラス後、自分で振り返りをして次回のクラスに活かす。このサイクルを回していると、少しづつ自分が学習してるような気がしています。また、振り返るときに(勉強会などで)他者を交えて行うと 違う視点で自分を見つめなおすことができ、より多くの学びを得られることに気づきました。日々の業務に忙殺されると、なかなか振り返りの時間を確保しにくいですが、これからはできるだけ時間を確保して学びを深めたいと思います。
2. 心理的安全が 積極的な姿勢を生み出し学びを深める
私の職種はインストラクターなので日々研修を実施しています。お客様は主にグループ会社の方々です。研修の進め方はコースによって異なりますが、時にグループディスカッションをすることがあります。インストラクターとしては受講者同士がフラットな関係で、活発に議論をするのを期待するわけですが、同じ会社の方々が同じグループになったとき、期待通りに議論が進まないことがあります。社内のポジションや、それまでの業務経験によって、その場でいやがおうにも「権力」が駆動してしまうのです。若手がすごく素晴らしい見識をもっていても、(心理的な圧力がかかり)遠慮して堂々と発言できず、エライ人が永遠に喋り続け、権力をもつ人が場の活動を独占した挙句、しょぼ〜いアイデアが採用されたりします。想像するに私も受講者として その場にいたならば遠慮してしまうと思います。今回クリシンのクラスで(私を含む)みなさんが活発に議論できているのは、心理的安全の影響が大きいのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
ご意見あれば是非お願いします。
2013年2月15日金曜日
リクルートのDNA―起業家精神とは何か(江副 浩正、角川書店)
周囲に何人かリクルートで働いている知り合いがいるが、とにかくバイタリティに溢れている。
その要因を探るべく(または、リアルタイム性のある事柄なので...)一冊の本を手にした。
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江副 浩正
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江副浩正さんが考える成功するための条件を、備忘録としてツラツラと箇条書きでまとめておく。
1.ひとりではなく、仲間を巻き込む
エネルギッシュな若い人材が集まり、
目標を共有して(ビジョンを明確にして)事業を推進することが大切。
2.同僚に「ついていきたい!」と思わせる
人がついてくるようにするには、自分をを磨くことが大前提。
カリスマでなくとも、人がついてくるようになるのは可能。
重要なのは同僚の誰よりも仕事を熱心にして、卓越した成果を出し続けること。
3.人をうまく使える
企業は人のあつまりである。
成功者は、チームメンバーの特性をよく知り、
誰にどの仕事を任せるかを的確に判断できる。
4.小さく始める
多くのリソースを必要としない事業を見極め、それに着手する。
大きな資本を必要とするものは、大企業が行えばいいと考えていた。
この考えは、現在のスタートアップにも共通していると思う。
5.時間を有効活用する
時間は誰にでもある、唯一公平なものである。
時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい。
その仲でも、仕事に優先順位をつける事が大切。
6.失敗を恐れない
人がチャレンジした時、失敗はつきもの。しかし、ピンチはチャンス。
ピンチへの対処がうまくいけば、成功が見えてくる。
部下の失敗も許してあげなければならない。
7.大事なのは学歴ではなく、スキルと知識
学歴は関係ない。そうではなく、知識とスキル重要。
知識とスキルをつけるために学習する事が求められる。
たくさん本を読み、事業計画を書き、それを人に見せて人の意見や助言を聞くこと。
インプットだけでなく、アプトプットする事で
身に付く力が上がっていく。
8. 経営理念(ビジョン)を共有する
自分の経営理念を社員と語り、議論しなければ理念の共有は難しい。
共有された理念がなければ、組織の心を一つにする事は難しい。
9.コミュニケーション能力を高める
インターネットの普及により、世界は大きく変わった。
経営者は、読み手にとってわかりやすい文章を書かなければならない。
また、わかりやすく伝えなければならない。
10.相手の気持ちを考えて話す事ができる
成功者は話すのがうまく、人の話を聞く能力にも長けている。
話す時は、相手が聞きたいことを知った上で、
わかりやすく話さなければ、正確には伝わらない。
2013年2月12日火曜日
プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)だ!?
私の職業はITインストラクター(※)なので、おのずとプレゼンテーションすることが多くなります。(※)システムエンジニアに対してプログラミング言語やデータベースを教えてます
ITインストラクターになるまでの軌跡を振り返ると、新卒で4年間は 組み組込み系のシステムエンジニアとして業務をしていました。もともと人と接するのが好きなタイプなので営業職を目指して転職活動をしていまいたが、当時の転職アドバイザーの方から「人と接したいのであればインストラクターはどうですか?」といわれ、内心悪くないなと思い、入社試験を受けたら運命的に採用されました。そして入社後、インストラクターとして登壇するまで、先輩方の前でロールプレイングを行い改善を繰り返し、デビューしたわけです。そのロープレの中で上司から言われたことで今でも大事にしている言葉があります。
プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)やからお客さんに最高のプレゼントを届けよう
当時このフレーズを聞いたとき、そんな重く受け止めへんかったけど、経験を積むにつれてつくづく大事やなって思う。
この考え方の良いところは、相手目線になれるところ。プレゼンテーションが贈り物であるならば、自分がしたい話をするのではなく、相手が聞きたい話をしようと考えやすくなる。だって、プレゼントなんやから、相手に喜ばれるものを贈りたいやん???
最近は↑の考え方にプラスアルファで 「対話」することが大事だと思っている。
講義をするときは、朝一番で研修室のドアを開けるまではどんな人が来ているのかわからない。
一般社員の方もいらっしゃるし、マネジャーもいらっしゃる。お客さんは一様ではないのです。
いくら最高のプレゼントを届けようと思っても相手の態度や雰囲気で、勝手にキャラクターを決めてしまって講義をすすめると、ときに「受講者が求めていること」と「私が伝えたいこと」に食い違いがおきて満足してもらえないことがある。
だから最近、講義開始前に最もこだわっているのは、「限られた時間で最大限に受講者を知ること」。
「対話」が大事とわかっていても、聞き方ひとつで、相手の私に対する印象が変わってしまうし、聞くからにはそれに応えなければならない。
でも、言うは易く行うは難し。
奥が深いなインストラクターって仕事は。