2012年12月31日月曜日

新入社員に伝えるべきこと



普段じっくり考えよう考えようと思いながら、先延ばしにしてきたテーマ。
年末のこの時間を利用して思いつくことをブログに言語化しておく。


学生と社会人の違い

選べる対人関係 → 与件となる対人関係

社会人になれば「苦手な人」「タイプの合わない人」ともうまく付き合う必要がある


個人目的の優先 → 組織目的の優先

企業人である以上、会社では個人の都合を抑え、会社目的を優先させることが求められる(プライベート部分と残業)


保護された責任 → 直接的自己責任

他責は組織ワーク最大の好ましくない考え方である。
手を抜いたツケは自分の評価の低下となり自分でかぶる。
「~さんがこう言ったから」「~してくれないから」などの言い訳は単に自分の判断ミスと未熟さを示すだけであり通用しない。


保護された管理 → 自己管理

仕事健康生活など基本的な事柄について自己の責任によって管理する
「寝るのが遅かったので遅刻しました」「~だったので風邪をひきました」は自己管理不足とみなされる。


リカバリー可能な評価 → 後戻りできない評価

一旦良い(悪い)評価を受けると組織がそのことを継続させ、よりその傾向を強めさせる可能性がある。



効率

会社は一分一秒にお金を払っているのだから、同じ事は二度言いたくないと考えるもの

わからない事はわかるまで聞いても良いのが新人。勉強するのが仕事であり、そのためにお金を貰っているからだ。

「わからない事をそのままにするのは仕事をしていないのと同じだよ」と説明する。
※どこがわからないか上手く説明できないのが新人。だから「理解したはず」ではなく指導員が理解度を把握する。

質問をしてきたら意識的に褒める。(「いい質問だね」がやる気を高める。そんなことも知らんのかが相手を殺す)

質問しなければ理解したとみなされると説明する。

「わからないことを何度もきく」のと「教えられたことを忘れて何度もきく」のは全く異なる。
教わっているにもかかわらずメモもとらず複数回教えさせるのは努力不足である。
※メモを取っていても、忘れるのが人間である

以上、徒然なるままに書いた。人材育成ってホンマにむずかしいですね~

2012年12月25日火曜日

Teach For Japan 大阪公演

 


12月22日の土曜日、英語の勉強会を終えスケジュールが合ったので↓のセミナーに参加してきた。セミナー関係者の方には申し訳ないが、Teach For Japan | ティーチフォージャパンのことは全く知らなかった。


 


中原徹氏をお招きし、『今、教育現場で求められている事 』と題するセミナーを関西で開催いたします。 | Teach For Japan
Teach For Japan 大阪公演


 



 


 


和泉高校校長の中原徹氏の講演を聞きたくて参加した。といっても中原氏について知ってることは、一昔前に全国で最年少校長に就任したこと、初の民間企業出身の校長であることをメディアを通して知っただけで、正直期待はしていなかった。あっ あと嫁の友達が和泉高校で教師をしている。


いざ講演が始まると彼の言動から一生懸命さが伝わったし, 話しもうまいし引き込まれてききいってしまった。中でも印象に残った言葉は、教師に必要なのは「技術と情熱」であるということ。私の職業であるインストラクターにも通ずるものがある。
うちの会社では、最新の技術を修得しなくても給料はもらえるが、外部環境が変化したときには淘汰されていくであろう。稀に受講者に対して「期待してるからがんばれ」っと口先だけでいってる講師がいるが、言われているほうは何にも心に響いてないと思う。


「技術と情熱」の大切さを再認識できただけでもこのセミナーに参加して良かったと思う。
いろいろ書きたいことはあるけど長くなりそうなので⬇にtogetterのリンクを貼っておく


Teach For Japan 大阪講演『今、教育現場で求められている事 』 - Togetter

2012年12月18日火曜日

指導員の役割ってなんやろ



2012年も終わりに近づいている

今年全体を振り返るのはまたの機会にするとして、1つだけ振り返ると「教えることと学ぶこと」という論文を上司と一緒に執筆した。

今振り返るとかなり大きなテーマであり、A4 15ページになんてまとめられる内容ではなかった。でも執筆しだすと夢中になり、ページ数だけを満たすことだけが目的になり、何度か論点がずれ締め切り間際まで右往左往していた。論文執筆の難しさを痛感した経験だった。

論文を執筆する中で色んな書籍を読んだけど、下記の本が本当に勉強になった


職場学習の探究 企業人の成長を考える実証研究
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中原 淳 木村 充 重田 勝介 舘野 泰一 伊勢坊 綾 脇本 健弘 吉村 春美 関根 雅泰 福山 佑樹 伊澤 莉瑛 島田 徳子
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特に、関根雅泰 (@masahiro_sekine) on Twitterの章が興味深かった。

OJTで指導員として必要な行動は組織内でハブ役となることであるとアンケート結果から分析している。 指導員がハブ役となり新人社員をできるだけ周囲の人と関わりをもたせ、組織全体で育成 していこうということ。メリットもあればデメリットもあるので反対意見はあると思うけど、この考え方は大好き。指導員のあるべき姿について考えて、来年の論文で発表するぞ〜


2012年9月30日日曜日

オンライン教育の最前線



話題の雑誌「WIRED vol5」を購入。メインテーマは「未来の学校」その中でのオンライン教育サイトのまとめがあったので、以下にまとめておく。オンラインで学ぶというスタイルは、急速に広まり始めている中、いつか読み返すかな?


2012年9月8日土曜日

日本マクドナルド 原田CEO



録画していてカンブリア宮殿をみた。(カルビー会長 松本氏

番組内で、村上龍も言うてたけど、話し方や器の大きさは、マクドの原田CEOと似てる。
原田CEOの書籍は何冊か読み、Evernoteにメモしていた中で一番印象に残っている言葉を掲載しておく。

原田CEOが「不要だ」と考える社員像

1つ目は、ただ「はい」と答える社員。指示されたことをこなすだけの人は要りません。

2つ目は、予算を使いこなすだけの社員です。私が欲しいのは、「こうすれば業績が向上するから、もっと予算を下さい」という提案をする人です。

3つ目は、失敗をしない社員です。失敗をしないということは、何も挑戦していないことの裏返しでもあります。


2012年9月3日月曜日

こんな僕でも社長になれた(家入一真、イーストプレス)



前から気になっていた家入さんの本を読んだ。
自分の中の「普通」という概念を、きれいサッパリ覆してくれた本。

「あんなふうになりたい」「こんなことをしたい」
僕たちはいつだってそう思う。でも、思ったように実現するのには、計り知れない根気と、努力と、そして強い運が必要で、ほとんどの人は、そう思うよう上手くはいかない。数え上げれば切りのないほど「こんなはずじゃなかったのに」の連続だ。だけど、それでいいじゃないかと僕は思う(p282)

書籍内の一説。私もそう思う。「ああしたい〜こうしたい〜」って思ってもどこか、自分の現状に安泰してしまっていて、一歩前に進めない自分がいる。そう思っていても、いざ行動に移せている人って少ない。そんな中で、実際に行動に移すことのできている、家入さんが世の中から注目されてるんやろな。なんか今まで以上に、仕事を頑張れそうな気がする。



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2012年7月5日木曜日

伝わる・揺さぶる!文章を書く (山田 ズーニー、PHP新書)



職業柄、研修の報告書を書く機会が多い。
その度に読み返す本があるのでポイントをまとめておきたい。安価な良書です。



1.意見
 ―――あなたが一番言いたいことは何か?
 文中に、あなたの頭を動かして考えた、あなた自身の見解・意思を打ち出すこと


2.望む結果
 ―――だれが、どうなることを目指すのか?
 文章が機能した果てに紡ぎ出したい状況を、できるだけ具体的に描くこと


3.論点
 ―――あなたの問題意識はどこに向かっているのか?
 あなた自身と読み手、双方の問題関心からずれていない論点であること。文章で喚起している「問い」は良い価値を生むものなっていること


4.読み手
 ―――読み手はどんな人か?
 望む結果を得るために、だれに書けばよいかを考え、最も適切な相手に向けて文章を書くこと


5.自分の立場
 ―――相手から見たとき、自分はどんな立場にいるか?
 読み手から見た自分の見え方、立場を知り、それに応じた文章対策をすること


6.論拠
 ―――相手が納得する根拠があるか?
 自分の主張の正当性を示す根拠が、しっかり筋道立てて述べられ、相手にとって納得いくものになっていること。


7.根本思想
 ―――あなたの根本にある思いは何か?
 根本思想とは、文章の根底にある書き手の価値観・生き方・思いのこと。自分の書くものを大きく変えるためには、根本思想にメスを入れる必要がある。


[ 最後に ]
論点と意見は、問いと答えの関係にある。
常に問いを意識してものを読む、ものを書くという原理原則を思い出させてくれる書籍です。