2013年11月3日日曜日

デザイン思考マスターコース受講


10/19,20(土,日)にデザイン思考マスターコースを受講してきました。

土日にもかかわらず、多くの業種の方々が20名も参加しており、デザイン思考への関心の高さがうかがえました。

このコースを受講したきっかけは、組織的なイノベーション、道具としてのデザイン思考 -という記事を読んで興味をもったからです。そして、東京へ転勤したことをきっかけに、会社で何かイノベーティブなことをしたくなり、何かヒントを得たかったというのもあります。

デザイン思考というのは、米国のデザインコンサルティングファームであるIDEOが先行して提唱してきた方法論で、現在ではアメリカだけでなく、日本も含め世界中に広がりの兆しを見せ始めています。詳細は、この書籍で紹介されています。

一連のプロセスは、以下5つのプロセスで成り立っています。
①共感 ②問題定義 ③創造 ④プロトタイプ ⑤テスト
詳しい資料はこちら

最大の特徴は、上流工程で「人」に着目し,観察・共感を通じて問題を定義し、先入観にとらわれずにその問題を解決策を発想すること。そして、すぐにプロタイプを作成し評価することで、よりイノベーティブなコンセプトに昇華させていきます。このプロセスをふむことにより、「跳んだ」コンセプトに到達可能性が高くなるわけです。

これらの考え方は、ソフトウェアの開発現場での「アジャイル開発方式」や、起業プロセスの一つである「リーンスタートアップ」に近い。共通して言えるのは、アイデアやプロセスの設計、構築、評価のプロセスを短期間で回し、反復することにあります。
何か変化を生み出すために、非常に有効な方法論だと思います。

一方で、「跳んだ」コンセプトは、意思決定の責任者やプロセスが明確でない組織では、成果が立ち消えになってしまう可能性があります。特に、大企業病と呼ばれる変化を拒んでしまうような組織では、うまくいかないかもしれません...

デザイン思考とは?、を図で表すとこれが一番しっくりきます。


研修は、とにかく楽しかったです。
もっと受講したいと思った研修は、久しぶりでした。
東京は、学ぶ姿勢があれば、たくさんの機会に恵まれる、刺激的な街ですね (^^

以上

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