2012年5月3日木曜日

協同的な学びのよさとは・・・





家族がディズニーランドに行ってるのもあって、休日を利用して近くの図書館に来た。
そこで「教育研究」という、教員向けの月刊誌に初めて出会う。
2012年5月号の特集は、題記テーマ「協同的な学びと個の学び」でした。
備忘録として、抜粋した内容をブログにアップします。
特集の最初ページでは、

他者を認め、他者と高め合おうと学び方を身につけさせることができれば、それは個の学びのための効率良い手段となる。共に考えること、教え合うこと、認め合うこと、集団として高まることそのものに価値がある。

と記載があり、後のページでは、いくつかの事例が紹介されている。そのうちの一つを記載します。

協同的な学びのよさ3点(小学生の理科の授業)

1.安心感
(1)一人よりもグループで活動したい
 子供たちの意識調査をすると、グループで活動したい子が多い。一人では不安になり、自分の考えに自信がもてないとき、他の子供たちと考えが同じであったり、認められたりすると自信を持ち、前に進むことができる。


2.多面的な発想
 
(1)他の子供の考えが効果的に影響する
 他の子供の考えを聞くことで、新たな知識を得る。一人の子の意見が、みんなに新たな思考を生み出すきっかけとなり、説明しきれないもやもやした状態からなっとくできる状態になることがある。

3.問題意識の醸成

(1)問題解決の重要な入り口
 同じ現象を見て、他の子が別の考え方をしていると思った瞬間、「えぅ!」と問題意識をもつことがある。過去の体験を思い起こしたり、目の前の現象をもう一度じっくり見直すことになる。この状態が問題解決の一歩となる。

と、この本では、協同的な学びの長所をピックアップしているが、僕は短所もあると思っている。
それは、個の学びと比較して、他人任せになりやすいこと。
協同的な学びを行うためにチームを構成した場合、チームとして目的を達成しても、個の目的が達成できていなければ何の意味もない。小学生の授業でも、新入社員の研修でも、開始前にチームと個の目的を明確にして、教師や講師がファシリテーションするスキルも必要なのではないかと思う。


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