2013年4月5日金曜日

文章を作成するときに気をつけていること(気をつけたほうが良いこと)



お餅きらいです。奈良漬け嫌いです。文章作成はもっと嫌いでした(昔は...)。
会社の諸先輩方に、アレコレ指摘され文章を書くのがますます嫌いになった時期もありました。
でも最近は昔ほど嫌いではなくなりました。

このブログを書くようになって自分の考えをまとめることを繰り返すうちに、少しは苦手意識がなくなったのかもしれません。先輩方に指導されたことを実践するうちに、自分なりの文章の書き方を確立できたのかもしれません。

少々苦手意識は少しはなくなったものの、誰もが心震えるような立派な文章を書けるかというと、「???」ですが、重要なことがかかれているサイトがあったのでブログに備忘録として記述します。
引用先: 自己編集スキルを身につければ、文章は見違えるほど良くなる!




■プリントアウトする

必ずプリントアウトしてください。たしかに面倒です。しかし、例えば業績評価で言えば、プリンターまでのわずかな距離を歩くだけで、昇給率が4〜5%も違ってくるかもしれません。

プリントアウトする理由:ライターや編集者なら誰でも口をそろえることですが、自分の文章よりも、他人の文章を批判的に見るほうがずっと簡単です。他人ならあなたの文章をフレッシュな目で批判できます。自分の文章をチェックしたいなら、他者の視点をシミュレートする必要があります。書いたあなたとチェックするあなたが別人であるかのように振る舞うのがポイントです。パソコンに入力してあるなら、それを印刷します。ざっと読み通して、赤ペンで添削します(情け容赦なくやってください)。手書きのドラフトなら、パソコンに入力してプリントアウトします。あとは同様に添削してください。いずれにせよ紙に印刷しろということです。


■距離を置く

締め切りが迫っていて時間がない場合は次のステップに進んでください。2~3分の余裕があるなら、一度席を外し、報告書から物理的に距離を置いてみます。そうすることで感情的にも距離を置けます。そして、フレッシュな目で戻ってくれば、不自然な言葉づかいや不要なフレーズ、単純なミスに気づきやすくなります。歩き回ったり、トイレへいったり、同僚と軽く雑談したりしましょう。一晩おけるならそれがベスト。さらに冷徹な目で見直せるはずです。


■声に出して読む

良い文章は声に出して読んでもスムーズに聞こえます。まるで丁寧な言葉づかいでスピーチをしているように聞こえるはずです。実際に自分の耳で聞くことが、耳障りなフレーズを発見するベストな方法です。大きな声で読んでみて、ひっかかったところや、意味がわかりづらいところがあったら、すべて書き直してください。


■相手の立場でロールプレイする

何度も読み返して添削が終わったら、ロールプレイをします。業績評価を例にとるなら、上司になったつもりで報告書を読んでみます。2ページも読まないうちに退屈になりましたか? それともスムーズに読めて、「すばらしい! こいつは昇進すべきだ!」という印象を持ちましたか? 一番印象に残ったところはどこですか? 思いついたことを書き留め、必要な手直しをしたら、最後のステップへ進みましょう。


■冷酷になる

最後のステップは、切り詰め作業です。言葉、文章、段落をできる限り削ってください。気が狂ったかのように、です。この作業が終わるころには、あなたの文章の本質が光を放っているでしょう。

以下に切り詰め作業のコツを書いておきます。

段落を短くする:簡潔にポイントを伝えるためには、3~4つの文があれば十分です。
文を基本要素に切り詰める:明確な主語、力強い動詞、それと目的語。形容詞と副詞はできるだけ取り除く:プリントアウトした報告書を手にとり、すべての形容詞と副詞に丸をつけます。そして、絶対に必要なものだけを残してあとは削ります。迷ったときは、動詞を変えてみるのも手です。責任をもって主張する:大学1年生のとき、論文試験でB評価を付けられたことがありました。私は怒って教授のところへ押しかけ、どういう基準で成績をつけたのかを問いただしました。教授が言うには、私が論文の中で「と思われる」とか「のように見える」などのフレーズを繰り返し使ったことがマイナス評価の要因とのことでした。そして、意見を述べるときは責任をもって主張しなさい、自分の論旨を完全には支持していないような印象を与えてはいけません、と言いました。


このアドバイスは衝撃でした。あなたにも有益なアドバイスのはず。とくに仕事関係の文章を書くときには重要です。「~と信じています」とか「私個人の意見では~」とか「あなたは反対するかもしれませんが...」などの自信のない文章で自分の論旨を弱めないでください。これはとても大切なことです。

自己編集は難易度の高いスキルですが、あなたのキャリアに必ず役立ちます。編集するのは自分自身だとはいえ、間違いなく文章はよくなりますよ。

良い記事でした☆



2013年4月1日月曜日

MOOCs(ムークス)MOOCs(ムークス)MOOCs(ムークス)



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最近アメリカの名門大学が最近インターネットを通じた無料のオンライン講座を競うように開講しています。このような講座のことをMOOCs(ムークス)というそうです。Massive Open Online Courses の略で日本語に訳せば「大規模公開オンライン講座」といったところでしょう。

関連がありそなサイトをちょっとまとめておきます。
①オンライン講座の一覧(オンライン教育の最前線)
②オンライン教育に関する考察はこのスライド(米国の教育系スタートアップの潮流)
③自分で教材を作るときに役立つサイト(反転授業の研究)

2013年3月25日月曜日

グロービスのクラスを受講して感じたこと(最終)


写真
↑のイラストはこのブログの内容とまったく関係ありません。(講師の似顔絵です...)


それではクリティカルシンキングのクラスを受講して思ったことを記述します。
学びは多岐にわたりますがその中でも問題を解決するために必要だと思うもの(思っていたもの)を、過去→現在→未来の時系列で書きたいと思います。


1. クリシン受講前(過去)
 
 受講するまでの問題解決者のイメージは、MECEやロジックツリーなどの思考ツールを使い慣れていて、どんなケース問題でもサクサクと答えを出してしまうスマートな人でした。私は「ロジカル○○○」「×××問題解決」タイトルの書籍は読んでいたし、社内研修でロジカルシンキングの研修も受講していたので、思考ツールは一通り使える?つもりだった。それゆえにクリシンを受講して何か得るものがあるのだろうか?と勝手に思っていた 。


2. クリシン受講後(現在)
 
 1.で記載したイメージは初日早々に見事くつがえされることになります。講師の説明やテキストに思考ツールに関する内容が少ないのです。思考ツールを全面的に使ってきた自分にとってそれ以外の内容を受け入れるのに時間がかかりました。三ヶ月間さまざまなことを学びましたが一番の気づきは、相手が納得し共感を呼ぶメッセージを作ることの重要です。重要さはわかっても自分でチャレンジすると難しかったです。しかしチャレンジの過程で考えて考えて考え抜くと今まで自分になかった視点でメッセージを作れることがありました。考えるということはエネルギーや時間を要すので、日々の業務に忙殺されると考えることを諦めがちですが、自分に新たな視点を取り込むためには必要なことだと体感しました。


3. 3年後(未来)

 真の問題解決者となるには、2.で記載したことに加えてリーダーシップが必要だと思います。紙とペンを使って完璧な解決策を書き出すことができても問題は何ひとつ進展しません。問題を解決するには言語化された解決策のステップを行動に移していくリーダーシップが必要です。自分の言動を変えるのは自分一人でできますが、自分以外の人の言動はリーダーシップなくしては変えられないと思います。
自分の内部および外部環境をみると、誰もやろうとしないために解決できないまま放置されている問題がたくさんあります。その中からまずは小さな問題解決をコツコツと繰り返し、他者やグループ、組織を動かしていきたいです。そして3年後には問題解決スキルとリーダーシップを兼ね備えた「問題解決リーダーシップ者」になることを、ここに宣言します。


4. おまけ

 下記のブログでは、普段はグループ会社内の研修を受ける自分が、GLOBISで多業種の方と研修を受講して感じたことを書いています。

2013年2月28日木曜日

「キャリア・マネジメント」~自分のやりたいこと/できることは明らかですか?~



ご自身の『キャリア』について真剣に考えたことがありますか?
って質問されたら、僕は「自分が歩んできた道」、それがキャリアです。 っと答えてきた。
自分のキャリアを真剣に考えることから逃げてきたのかも知れない。

30歳も超えたし自分のキャリアを考えるうえでのヒントを得るためにあるセミナ参加した。
今回のブログはそのセミナ内容のまとめ。

■ 日 時 : 2013年2月24日(日) 10:30-13:00
■ 場 所 : グロービス経営大学院 大阪校
■ 参加者: 約30名


1.キャリアとは

キャリアとは人生の軌跡と展望
■ これまでどういう人生を歩んできたか
■ これからどこへ向かうのか

キャリアを考えることとは、自分の人生の生き方を考えるということ


2.自分のやりたいこと(ワークショップ)

将来の夢を語る : ○年後の自分はどうなっていたいか?
2人1組になり、1人
3分間熱く語る。

[講師からのフィードバック]
描いた自分=「やりたいこと」 は本当に自分が心からやりたいことですか?■ 世間でよいと言われていること を区別してる?■ 今の延長線上で何となくやれそうなこと を混同していないか?

自分のやりたいことを決めるには価値観(※)が重要
(※)ワクワクする源、大切だと感じるもの


3.価値観の重要性(ワークショップ)

ライフラインの作成 : 自分の人生を振り返る 

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①人生を思い出し、過去の節目や転換期となった出来事を思い出す
②それらの出来事の幸福度をワークシートにプロットする
③ライフラインを改めて見て、どんな価値観を大切にしているか、何に喜びを感じるかなどを感じる
④気づいたことをライフラインの中にコメントを付け加える

[講師からのフィードバック]
ラインが山になっている(幸福度が高い)部分の出来事■ 自分が何を大切にしているのか(価値観)が見えるかもしれません
■ 何を強みにしているのか見えるかもしれません

ラインが谷になっている(幸福度が低い)部分の出来事
■ 自分が壁にぶちあたったとき、つらいときにとりがちな行動が見えるかもしれません
■ その経験があったからこそ強くなった自分がわかるかもしれません

ライフラインを作成することで現在の自分を形成する価値観や考えた方を理解できる


4.自分ができること

セルフチェック(資産の棚卸し):自分ができることを見つめる

①知識・スキル・姿勢・経験の要素の分析から自分の強みを列挙してください ・知識 ・スキル
 ・姿勢
 ・経験

②自分にとってもっと向上させる必要があることを列挙してください
 ・知識
 ・スキル
 ・姿勢
 ・経験

[講師からのフィードバック]
「能力」×「経験」=「実力(自分のできること)」

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「学び」と「実践」(Action&Learning)の両方を繰り返していくことが大事


5.さいごに 

自らの現状を認識し、キャリアを考えつづけること、変化を見極めること
そして自分を高めるために指針を考え行動に移す

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以上

2013年2月17日日曜日

グロービスのクラスを受講して感じたこと(中間)




現在クリティカルシンキングクラスのDAY4課題に取り組み中。全6日間のコースなのでちょうど折り返し地点を迎えたところです。ここではグロービスのクラスを受講してこれまで感じたことを書きます。課題と全く関係ないですが。

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私は、いつもグループ会社内の研修を受けるので、これだけ多業種 多職種の方との研修を受講するのは初めてです。それゆえにいろんな刺激を受けさせてもらってます。グロービスのクラスを受講して特に思うことが二つあります。


1. 振り返りは他者が介入するとより良い学習効果をもたらす

 私は業務で研修を企画したり実施したりするので、学習理論などに少しながら興味があるのですが、学習理論の一つに「経験学習モデル」という理論があります。このモデルは「経験→省察→概念化→実践」という4つの学習サイクルを回すとより深く学べるという考え方です。簡単にいうと、経験しっぱなしの振り返りなしではなくて、ちゃんと振り返って経験したことを次回に活かしましょう!ってことです。
 今まさに、私たちがやっています。各回のクラス後、自分で振り返りをして次回のクラスに活かす。このサイクルを回していると、少しづつ自分が学習してるような気がしています。また、振り返るときに(勉強会などで)他者を交えて行うと 違う視点で自分を見つめなおすことができ、より多くの学びを得られることに気づきました。日々の業務に忙殺されると、なかなか振り返りの時間を確保しにくいですが、これからはできるだけ時間を確保して学びを深めたいと思います。


2. 心理的安全が 積極的な姿勢を生み出し学びを深める

 私の職種はインストラクターなので日々研修を実施しています。お客様は主にグループ会社の方々です。研修の進め方はコースによって異なりますが、時にグループディスカッションをすることがあります。インストラクターとしては受講者同士がフラットな関係で、活発に議論をするのを期待するわけですが、同じ会社の方々が同じグループになったとき、期待通りに議論が進まないことがあります。社内のポジションや、それまでの業務経験によって、その場でいやがおうにも「権力」が駆動してしまうのです。若手がすごく素晴らしい見識をもっていても、(心理的な圧力がかかり)遠慮して堂々と発言できず、エライ人が永遠に喋り続け、権力をもつ人が場の活動を独占した挙句、しょぼ〜いアイデアが採用されたりします。想像するに私も受講者として その場にいたならば遠慮してしまうと思います。今回クリシンのクラスで(私を含む)みなさんが活発に議論できているのは、心理的安全の影響が大きいのかもしれません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
ご意見あれば是非お願いします。

2013年2月15日金曜日

リクルートのDNA―起業家精神とは何か(江副 浩正、角川書店)



周囲に何人かリクルートで働いている知り合いがいるが、とにかくバイタリティに溢れている。
その要因を探るべく(または、リアルタイム性のある事柄なので...)一冊の本を手にした。



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江副 浩正
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江副浩正さんが考える成功するための条件を、備忘録としてツラツラと箇条書きでまとめておく。

1.ひとりではなく、仲間を巻き込む
エネルギッシュな若い人材が集まり、
目標を共有して(ビジョンを明確にして)事業を推進することが大切。

2.同僚に「ついていきたい!」と思わせる
人がついてくるようにするには、自分をを磨くことが大前提。
カリスマでなくとも、人がついてくるようになるのは可能。
重要なのは同僚の誰よりも仕事を熱心にして、卓越した成果を出し続けること。

3.人をうまく使える
企業は人のあつまりである。
成功者は、チームメンバーの特性をよく知り、
誰にどの仕事を任せるかを的確に判断できる。

4.小さく始める
多くのリソースを必要としない事業を見極め、それに着手する。
大きな資本を必要とするものは、大企業が行えばいいと考えていた。
この考えは、現在のスタートアップにも共通していると思う。

5.時間を有効活用する
時間は誰にでもある、唯一公平なものである。
時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい。
その仲でも、仕事に優先順位をつける事が大切。

6.失敗を恐れない
人がチャレンジした時、失敗はつきもの。しかし、ピンチはチャンス。
ピンチへの対処がうまくいけば、成功が見えてくる。
部下の失敗も許してあげなければならない。

7.大事なのは学歴ではなく、スキルと知識
学歴は関係ない。そうではなく、知識とスキル重要。
知識とスキルをつけるために学習する事が求められる。
たくさん本を読み、事業計画を書き、それを人に見せて人の意見や助言を聞くこと。
インプットだけでなく、アプトプットする事で
身に付く力が上がっていく。

8. 経営理念(ビジョン)を共有する
自分の経営理念を社員と語り、議論しなければ理念の共有は難しい。
共有された理念がなければ、組織の心を一つにする事は難しい。

9.コミュニケーション能力を高める
インターネットの普及により、世界は大きく変わった。
経営者は、読み手にとってわかりやすい文章を書かなければならない。
また、わかりやすく伝えなければならない。

10.相手の気持ちを考えて話す事ができる
成功者は話すのがうまく、人の話を聞く能力にも長けている。
話す時は、相手が聞きたいことを知った上で、
わかりやすく話さなければ、正確には伝わらない。

2013年2月12日火曜日

プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)だ!?


 
私の職業はITインストラクター(※)なので、おのずとプレゼンテーションすることが多くなります。(※)システムエンジニアに対してプログラミング言語やデータベースを教えてます


ITインストラクターになるまでの軌跡を振り返ると、新卒で4年間は 組み組込み系のシステムエンジニアとして業務をしていました。もともと人と接するのが好きなタイプなので営業職を目指して転職活動をしていまいたが、当時の転職アドバイザーの方から「人と接したいのであればインストラクターはどうですか?」といわれ、内心悪くないなと思い、入社試験を受けたら運命的に採用されました。そして入社後、インストラクターとして登壇するまで、先輩方の前でロールプレイングを行い改善を繰り返し、デビューしたわけです。そのロープレの中で上司から言われたことで今でも大事にしている言葉があります。



プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)やからお客さんに最高のプレゼントを届けよう



当時このフレーズを聞いたとき、そんな重く受け止めへんかったけど、経験を積むにつれてつくづく大事やなって思う。
この考え方の良いところは、相手目線になれるところ。プレゼンテーションが贈り物であるならば、自分がしたい話をするのではなく、相手が聞きたい話をしようと考えやすくなる。だって、プレゼントなんやから、相手に喜ばれるものを贈りたいやん???


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最近は↑の考え方にプラスアルファで 「対話」することが大事だと思っている。


講義をするときは、朝一番で研修室のドアを開けるまではどんな人が来ているのかわからない。
一般社員の方もいらっしゃるし、マネジャーもいらっしゃる。お客さんは一様ではないのです。
いくら最高のプレゼントを届けようと思っても相手の態度や雰囲気で、勝手にキャラクターを決めてしまって講義をすすめると、ときに「受講者が求めていること」と「私が伝えたいこと」に食い違いがおきて満足してもらえないことがある。


だから最近、講義開始前に最もこだわっているのは、「限られた時間で最大限に受講者を知ること」。
「対話」が大事とわかっていても、聞き方ひとつで、相手の私に対する印象が変わってしまうし、聞くからにはそれに応えなければならない。


でも、言うは易く行うは難し。


奥が深いなインストラクターって仕事は。