最近、人材開発部門に求められるものは、人材育成全体を1つのプロジェクトとしてとらえ、プロジェクトの達成目標を設定する必要があると思う。また、プロジェクトの完遂を目指し、上流工程から下流工程まで運営すべきである。 こう思う理由は、人材開発部門の方から話を聞くこともあるし、これから紹介する「HRDコンピテンシー」の記事を見た影響が大きい。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/hco/20110207/259501/?P=3
HRDコンピテンシーモデルとは
「企業の戦略遂行を実現できる社員育成のために必要な、人材開発に関わる部門の活動を網羅的に言動で定義したもの」
◇人材開発アーキテクチャー
経営層、現場や関連部門とコミュニケーションを取りながら、企業のビジネス戦略をブレイクダウンした人材開発の計画立案をしていく領域
◇プロジェクトマネジメント
人材開発の各プロジェクトにおいて、目標設定、実行管理、レビューを適切に行ない、目的に沿った人材開発をマネジメントしていく領域
◇リソースマネジメント
人材開発の各プロジェクトの実施に必要な社内・社外のリソースを調達し、目標達成に向けたコミュニケーションを取りながら、マネジメントしていく領域
◇インプリメンテーション
自らが講師として研修実施を行なったり、教材開発・制作を行なったり、設備や運営のマネジメントを行なったりしていく領域
だそうです。納得です。
人材開発部には、他にも外部研修のマネジメントやインストラクション、研修運営などの様々な重要な実務があるとは思います。
(どれぐらいの企業が実践しているかはべつとして・・・)上流工程が戦略的人材開発のスタート地点であることが必要だし、そうあるべきですね。
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