2013年12月22日日曜日

グローバル人材に必要なおもてなしの心と力


先週金曜日に、グループ会社内の勉強会に参加してきました。
参加するのは2回目ですが、毎回さまざまな学びを得られます。
主催者の方々へ感謝するとともに、今後も参加していこうと思います。

さて今回のテーマは、「グローバル人材に必要なおもてなしの心と力」と題し、上田比呂志さんにおもてなしについて2時間にわたり語って頂きました。内容をピックアップして記載します。

「おもてなし」とは、大切な人をお迎えするときの気持ち。
例えば、大切な人が自宅にくるとします。その人に何をしてあげたいですか?
おはぎが好きなひとには、おはぎを用意しておくし、お花が好きなひとにはお花を準備しておく。その時の気持ちが、おもてなしであるとおっしゃっていました。

これにはすごく納得しました。先々週に、社内メンバとワールドカフェ形式で「学びのおもてなし」について語らいました。その時でてきていたのは、どのような研修を実施して、どのように継続的にアプローチしていくかという議論になっていました。要は、研修中・研修後のことにスポットが当たっていました。おもてなしを上記のように定義するのであれば、研修実施前に大切なお客様のことを想像してお迎えするのかを考えるべきだと思いました。

以下には、備忘録として講演内容を記載します。上田さんはフロリダのディズニーで日本館のマネージャーをした経験をお持ちで、ディズニーでの体験談を色々語ってくださいました。

  • 東京ディズニーランドの入場者数は2750万人で95%がリピータ
  • ファイブスターカードを使ってキャスト同士のポジティブコミュニケーション
  • フロリダのディズニーには11カ国の〇〇館がある
  • 自らの心が道をつくる
  • おもてなしに大切な要素は、笑顔+想像力
  • イマジニア(イマジン+エンジニア)ウォルトディズニーの造語
  • 五感伝達力(視覚83%、聴覚11%・・・)人間には優位感覚がある
  • ディズニーは防災訓練を250回/年実施している
  • 「カストーリアル(掃除担当)」が一番人気のポジション
  • お客様の夢のかけらを拾い集めている
  • 良い仲間作りは、大きな成果として結びつく
  • 喜びは、みんなでわかち合うことで掛け算になる
  • 問題は、みんなで取り組むことで割り算になる
  • 人は人によってみがかれる

今回の勉強会も大変勉強になりました。

ディズニーと三越で学んできた日本人にしかできない「気づかい」の習慣
上田 比呂志
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2013年11月4日月曜日

「探究型」を探究する "Assessment”


探究型学習をデザインする指導者のためのワークショップに参加してきました。
今回のデーマは、「探究型」を探究する (7)Assessment”でした。

参加した動機は、超単純。企業研修の評価方法を考えるうえで何かヒントになるかと思ったからです。ITスキルは、定量評価できますが、ヒューマンスキルというのは、定性評価になってしまいがちです。企業の教育担当者から、ヒューマンスキルを定量評価してほしいという意見を聞く事もしばしばです。

個人的には、評価は改善するために必要なものですが、客観性より納得性が重要であると思っています。なので、ITスキルにしてもヒューマンスキルにしても「納得性」があれば、立派な評価になりうるという仮説をもって、本日のワークショップに参加しました。

結論からいうと少し期待はずれの内容でした、あれこれと話されていましたが、結局は納得性が重要であるということであり、僕の仮説以上のものを得られなかったからです。仮説を検証できたいえば、意味があったと思います。

話は変わりますが、研修を受講者の立場で受講する時は、講師のファシリテーションに目を向けてしまいます。普段、自分が講師として登壇しているので、完全に職業病ですね笑。今日のコースでは、コースを進める上で新たなヒントがあったので、備忘のために残しておきます。


まず、アイスブレイクです。
「人間グラフ」というのもをしました。

テーマ①は、主催コースに参加した回数でグルーピングし、集まるというもの。僕は初参加で、他にも初めて参加の方が結構いたので、すごく親近感がわきました。

テーマ②は、出身地順に並ぶというもの。正しく整列するためには、周囲の方々と出身地を言い合うわけですが、自分の出身地の近い人と話すと、単純にうれしかったです。


次のアイスブレイクは「Who am I ?」です。自己紹介をするために以下ことをしました。

  1. 名前や容姿以外のことを3つかく。性格、興味、関心、趣味、好き嫌い。
  2. 私は〜です(ます)の形式でかく。
  3. 一人司会者をきめて、それを読み上げる。
  4. メンバは、1、2、3の合図でサムズアップした両手を予想した人に向ける。
  5. 本人は名乗り出て、1分自己紹介をする。

これでアイスブレイクは終了です。上記の二つは使えそう。

アイスブレイクの次にしたのは、共有ウォール(Share Our Ideas)を作成すること。
全員が、以下の項目の回答をポストイットにかき、壁に貼って考えや学びの種をウォールでシェアします。

  1. もし・・・を持ち帰れば、このコースは有意義なものになる
  2. 一番苦労している事、悩んでいる事
  3. 私の最大の強みは・・・だ
  4. 最近興味のあるトピックは・・・だ
全員の考えを見える化する良い方法でした。

[キーワード]
・ルーブリック
・メタメタマップ
・志の輔/親の顔(http://www.youtube.com/watch?v=hJF_P-L9x70






2013年11月3日日曜日

デザイン思考マスターコース受講


10/19,20(土,日)にデザイン思考マスターコースを受講してきました。

土日にもかかわらず、多くの業種の方々が20名も参加しており、デザイン思考への関心の高さがうかがえました。

このコースを受講したきっかけは、組織的なイノベーション、道具としてのデザイン思考 -という記事を読んで興味をもったからです。そして、東京へ転勤したことをきっかけに、会社で何かイノベーティブなことをしたくなり、何かヒントを得たかったというのもあります。

デザイン思考というのは、米国のデザインコンサルティングファームであるIDEOが先行して提唱してきた方法論で、現在ではアメリカだけでなく、日本も含め世界中に広がりの兆しを見せ始めています。詳細は、この書籍で紹介されています。

一連のプロセスは、以下5つのプロセスで成り立っています。
①共感 ②問題定義 ③創造 ④プロトタイプ ⑤テスト
詳しい資料はこちら

最大の特徴は、上流工程で「人」に着目し,観察・共感を通じて問題を定義し、先入観にとらわれずにその問題を解決策を発想すること。そして、すぐにプロタイプを作成し評価することで、よりイノベーティブなコンセプトに昇華させていきます。このプロセスをふむことにより、「跳んだ」コンセプトに到達可能性が高くなるわけです。

これらの考え方は、ソフトウェアの開発現場での「アジャイル開発方式」や、起業プロセスの一つである「リーンスタートアップ」に近い。共通して言えるのは、アイデアやプロセスの設計、構築、評価のプロセスを短期間で回し、反復することにあります。
何か変化を生み出すために、非常に有効な方法論だと思います。

一方で、「跳んだ」コンセプトは、意思決定の責任者やプロセスが明確でない組織では、成果が立ち消えになってしまう可能性があります。特に、大企業病と呼ばれる変化を拒んでしまうような組織では、うまくいかないかもしれません...

デザイン思考とは?、を図で表すとこれが一番しっくりきます。


研修は、とにかく楽しかったです。
もっと受講したいと思った研修は、久しぶりでした。
東京は、学ぶ姿勢があれば、たくさんの機会に恵まれる、刺激的な街ですね (^^

以上

2013年8月6日火曜日

イモトアヤコの地球7周半



ここ最近、グランフロント大阪でサイン会をするとか、売れまくって入手困難とかっていうツイートが頻繁に流れていた。そして昨日、別の本を探しに紀伊国屋に立ち寄ったら、偶然にもイモトを発見!パラパラめくるとそんなにボリュームがなかったので、立ち読みしてペラペラと目を通した。イッテQ〜で、世界を渡り歩いた経験談がツラツラと書かれてましたが、覚えてるものをいくつか列挙します。


イモトアヤコの地球7周半
イモト アヤコ
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•エベレストに登るためのセスナ機は、よく墜落するらしいが、飛行機は4つのエンジンのうち3つ故障しても飛べる

•ジンバブエでは土を食べる。ジンバブエの土は、ミネラルと鉄分が豊富に含まれているため妊婦に人気がある

•ナイル川は沿岸の家庭から生活排水が流れるらしく、世界一汚い川として有名

•インドではヒンドゥー教徒の頭をなでなですると嫌がられる。ヒンドゥー教では神が宿る神聖なところとされている

やっぱ、自分で体験して、この目この耳、この体で確かめないとわからんし、それが大事なんやろね。

最後は、こんな言葉で締めくくられてました。

思い切って一歩踏み出してみてください。そこから人生が動きだす。

イモトアヤコかっこええやん。




2013年7月12日金曜日

才能を引き出すエレメントの法則



忙しくなると周りが見えなくなってしまうのは、昔から。

あまりにも見えなくなりすぎてしまうのは良くないので、毎朝「今日やることリスト」を作って、日々過ごしています。(計画通りにいかないことが多々ありますが)

っで、昨日の「今日やることリスト」の中に「週末に読む本を見つける」っという項目を盛り込んでみました。いくつか候補が上がったのですが、以下の本を読むことにしました。


才能を引き出すエレメントの法則
ケン・ロビンソン ルー・アロニカ
祥伝社
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この後に、本書の内容を簡単にまとめます。

著者は「自分の得意なこと」と「自分の好きなこと」が出会う場所をエレメントと表現し、それを見つけるための法則7つ紹介しています。

 ① 能力を限定しない
 ② 好きになる
 ③ 仲間がいる
 ④ 環境から抜け出す
 ⑤ チャンスを逃さない
 ⑥ メンターと出会う
 ⑦ 年齢にとらわれない

また、エレメントを見つけるために乗り越えなければならない障害を「制約の輪」と銘打って3つ紹介しています。
 ① 個人的サークル:自分への自信のなさ
 ② 社会的サークル:周囲が「あなたには出来ない」という言葉をかける
 ③ 文化的サークル:自国のルールや自分の考え方の影響を受けている

最後には、
「(制約の輪を乗り越えて)エレメントを見つけるには、情熱が必要でかある。情熱とは他者にどう思われようが自分の好きなこと、時間が経つのも忘れて没頭してしまうこと、楽しくてしょうがないこと状態のこと」
だと言っていました。

読み出すとなんだか夢中になってしまい、週末に読むはずが一日で読んでしまいました。

感想は、自分がやりたいことには情熱をもって取り組むべきだということ。その情熱が、自分の才能を開花させ成長し、多くの人に感動を与え、最終的には自分も周りも幸せになれるということ。経済的な豊かさばかりを追求し、心の豊かさを考えることを忘れてしまいがちな現在社会にいるからこそ、何かと考えさせられました。

[著者のTEDスピーチ]
ケン・ロビンソン「学校教育は創造性を殺してしまっている」



2013年7月7日日曜日

フューチャーセンターって何?


最近、ふらっ〜と書店に入り、ある本を読んで「フューチャーセンター」という言葉を知りました。
(「フューチャーセンター」を初めて聞いた方は、後述する「本の内容のトピック」をご覧ください)
「フューチャーセンター」を日本語で表現すると、Futureは“未来”、Centerは“機関”で、直訳すると“未来の機関”です。簡単にいうと対話し未来のことを考える“場”のことです。
同じ業種職種にしばられず多様性豊かな参加者を招き、ある問題の解決策を考えたり、参加者同士のつながりを促進させたりする“場”なのです。イメージは下図の感じです。










最近、多様な業種・職種の方が集まる勉強会の“場”に足を運んでいます。
この“場” がフューチャーセンターの考え方に近いかな〜と思います。

先日の勉強会では、ある参加者が「スイーツデコレーションを使った新規ビジネスの企画立案をする」というテーマを提起し、チームごとに提案するというワークをしました。同じテーマにも関わらず提案内容が全く違っていたし、提案するまでのプロセスにも違いがあり、非常に勉強になりました。

自分の周りの方(友人・顧客・家族など)と話をすると、仕事の内容に対して「問題意識」を持っている方が多くいます。「問題意識」を持つことは決して悪いことではなく、向上心があればその分、問題意識を持つものです。問題を解決できる!もしくは解決するための糸口をみつけられる!場所があるっって思えると、より前向きに仕事ができるのではないでしょうか。

「読んだ本」
フューチャーセンターをつくろう ― 対話をイノベーションにつなげる仕組み
野村 恭彦
プレジデント社
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本の内容のトピック」

1. フューチャーセンターの基本概念
    • 「フューチャーセンター」は、北欧の知的資本経営の考え方から「未来の価値を生み出す場」として生み出された。その後、欧州各国の公的機関に広がり、「複雑な問題」をスピーディに解決するため、多様な専門家やステークホルダーが集りオープンに対話する場として発展した。
    • 日本においては、社会・経済の閉塞感を乗り越える為の企業や大学のオープン・イノベーションの場として、また未来に向けた市民参加のまちづくりの場として広く認知されつつある。「フューチャーセンター」では、創造的なワークショップのファシリテーションという「機能」を提供し、そこで対話を行い、アイデアを創出する「活動」を行う場を構築・運営する。
    • 今後は異なる様々なテーマを有する「フューチャーセンター」が相互に関係性を構築し、更に新たな社会問題の解決に向けて連携・発展をしていくことが期待されている。

    2. フューチャーセンターの構成要素
    • “空間”: 多様なステークホルダーがいつでも課題を持ち込みオープンに対話できる、創造的な空間を持つこと(固定的な空間を保有しなくても構わない)。
    • “ファシリテーター”: フューチャーセンターでのセッションには、必ずファシリテーターが介在し、様々な方法論に基づき、よい対話をガイドする。
    • “方法論”: 対話、未来シナリオ、デザイン思考などの方法論を目的に応じて活用する。
    • “ホスピタリティ”: 通常の会議とは異なり、人としての関係性づくりを促す。

    3. フューチャーセンター活動の原則
    • フューチャーセンターは、想いを持った「問い」で始まり、集まった多様なメンバーに対して、良質な対話により相互理解をもたらす。そして協調的アクションを生み出す。
    1. 思いを持った人の大切な問いからすべてが始まる。
    2. 多様な人たちの知恵が一つの場に集まる。
    3. 集まった人たちの関係性を大切にする。
    4. アクティブに学び実践・プロトタイピングする。
    5. あらゆる情報やアイデアを空間内に可視化する。
    6. 良い場がアクションを起こす。それを信じる。

    4. フューチャーセッションの焦点
    • フューチャーセンターで行われる、各回のセッションを「フューチャーセッション」と呼ぶ。ファシリテーターは、フューチャーセッションを進める上で、(1)マルチステークホルダーを集めること、(2)対話により関係性を築くこと、(3)協調的アクションを引き出すこと、の三点を強く意識する。
    • いわゆる有識者会議と異なり、一部の専門家ではなく、より広範なステークホルダーが参加する
    • いわゆるタウンミーティングと異なり、参加者同士が対話し関係性を構築することで、協調的なアクションを引き出す(結果、一見対立する意見を持ったグループ同士が協力し合うことができる)

    5. フューチャーセッションによるイノベーション
    • フューチャーセッションは、組織にイノベーションのための二つの効果をもたらす。一つは、組織の壁を超えて対話し、協調的アクションを起こせるようになること。もう一つは、顧客や市民、社会起業家などの外部ステークホルダーを招くことで、フレッシュな視点を組織内に導入することができることである。
    • フューチャーセッションは、地域にもイノベーションのための効果をもたらす。自治体は、企業や市民と同じベクトルを向きながら、一緒にアイデアを出すことができるようになる。セクターを超えた協調的アクションは、地域にイノベーションをもたらす。

    2013年6月5日水曜日

    フェミル推定を考察してみる


    先日、ある勉強会でフェルミ推定に関する演習をしました。

    「フェルミ推定‥‥フェルミ推定‥‥‥」

    どっかで聞いたことあるような気がしたけど、思い出せないまま悶々とした状態で演習に取り組みました。

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    フェルミ推定とは、正確に答えることが難しい数量を推論だけで回答する思考過程のことです。フェルミ推定の問題の例をあげると以下のような感じです。

     ① 東京都のゴキブリを退治する。全部で何匹ですか?
     ② 日本に蚊は何匹くらいいるだろうか?
     ③ 日本全国に美容室は何軒ありますか?

    正確に答えをだせないこの手の問題は苦手です。チーン...
    コンサルティング会社やIT企業において伝統的に面接試験で用いられているそうです。

    今日、帰りの電車で「フェルミ推定」について考えていました。
    そして なんとなく自分なりの考えがでたので、忘れないうちにブログに書いときます。

    それは「フェミル推定」と「仮説思考」って関連性があるよねーってことです。

    仮説思考とは、ある一定の「結論」(仮説)を導き出し、検証することで真の結論を導き出す考え方です。仮説を用いることで効率的に真の結論にたどりつくことができる点がメリット。

    フェミル推定の訓練をくりかえすと仮説思考力が鍛えられると思います。

    例えば、上記問題の③で日本の美容室の軒数を数えるとします。

    数える過程で、美容室一軒あたりの女性顧客数 (週末の顧客数 + 平日の顧客数)を求めようとしたとき、男性である私は女性が美容室に行く回数が容易に想像できません。

    でも「仮にこのくらいだったら?」と仮定して算出しておけば、あとで仮説の精度を高めやすくなります。限られた時間と情報でできるだけ推論を展開できれば、真の結論への道のりはそんなに遠くないのかも知れません。

    私は、マーケティングに関しては門外漢なので偉そうなことは言えませんが、新規事業や出店計画を立てるときのシミュレーションとしてフェルミ推定は使えると思うし、その他広範囲で活用できそうです。

    [おまけ]
    「フェルミ推定」ってどっかで聞いたことがあると思ったら、1年前に会社の上司から貰った本の中で出てきてました。でもまだ読んでいない。

    地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」
    細谷 功
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    おしまい。

    2013年6月2日日曜日

    第2回クリシン勉強会


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    今日は、グロービスのクリシンクラスのとある勉強会に参加してきました。
    前回に引き続き2回目です。幹事の方々やF先生には非常に感謝しています。

    最近、自分の視野を広げたくてできる限り、いろいろな年齢層や職種の方と接することを心がけています。今日のようなクリシン勉強会なんかは自分にとって本当に貴重な学び場になっています。

    毎回、F先生のファシリテーションスキルに着眼すると「ほんまに上手いなぁ〜」と関心させられます。このファシリテーションスキルを私も早く修得したいと思っています。このあとの文章で理由をツラツラと書きます。

    現在、ITインストラクターとして日々登壇していますが、現在の担当科目は知識付与型の研修が多いです。テキストに即してあれこれ説明をして実機を使う研修であればPCやルータを使って研修を進めていきます。もちろん受講者の理解度や進捗状況を見ながら、(自分なりに)臨機応変に進行しています。こういった知識付与型の研修って今度少なくなって来る気がしています。

    ここ数年、教育業界にいると「反転授業」というキーワードをよく耳にします。反転授業とはなにかというと、コンテンツ化した講義を受講者に提供し事前に学習します。そして集合研修では事前学習の内容をディスカッションする授業スタイルです。

    このスタイルが主流になると我々インストラクターは、集合研修で受講者に知識を付与する必要がなくなり、受講者間のディスカッションを調整するスキルが今以上に求められるはず。っていうことを考えながら勉強会に参加していました。


    情報の出し方の順番で印象は操作できる、つまり空気を作る

    今日一番印象に残った言葉です。上手くファシリテートするには、受講者から引き出した情報を足したり引いたり、時には掛けたり割ったりすることが必要です。自分のフィルタを通したその情報を受講者にどのように提供するかで、受講者の印象を操作できるかどうか決まると思います。そして上手く操作できたときは、クラス全体の空気がよくなって満足して帰ってくれるのでしょうね。

    修行はつづく...

    簡単なコンテンツだったらSnapz proってソフトで作れるみたいです
    http://www.nakahara-lab.net/blog/2012/02/post_1835.html

    2013年4月17日水曜日

    自分の情報収集と保存方法に関するメモ




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    総務省がメディア上を行き交う情報流通量の時系列での推移について調べた情報流通量インデックス調査(平成21年)によると、インターネット上を流れる情報流通量は、平成13年から平成21年までの8年間で、なんと71倍に激増しました。しかし、実際にユーザーに受け入れられ、受容され消費される情報量は、同じ8年間において、たったの2.5倍前後にしか拡大していません。





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    4.ブログに記事を投稿

    2013年4月7日日曜日

    アンパンマンはなぜ子どもに人気なのか!?




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    日曜日の昼下がり、カフェに居座り読書タイム。
    ローソンの告白を読みながらローソンの戦略について考える予定だった。

    読書をはじめて30分...
    4月19日に神戸にオープンする神戸アンパンマンミュージアム&モールのことが気になりだした。

    気になりだすといてもたってもいられなくなるのは幼少時代から。

    気がついたとき、頭の中の割合は、ローソン0%、アンパンマン100%になっていた。
    「ローソンの告白」の本を閉じ、気がつくとアンパンマンのことばかり考えている。
    いろんなサイトを調べた。

    「アンパンマンはなぜ子どもに人気なのか!?」

    その理由が書かれているサイトがあったのでいくつか抜粋してみる。



    A母音が連発した単語

     「
    パパ」「ママ」など、子供が初めて覚える単語は、全てA母音が連発した単語なのである。子供にとってA母音を含んだ単語が一番言い易いのであって、アンパンマンはなんとA母音が3連発になっているのだ。因みに子供にとってE母音が一番難しく、子供に「エレベーターって言ってみな?」というと、大抵の子供たちが言い間違えてしまうのだ。


    わかりやすいストーリー

    アンパンマンのストーリーはいたって明快。ジャムおじさんのパン工場がある小さな町で毎回決まって悪者のばいきんまんが登場し、トラブルを起こすものの最後はアンパンマンがばいきんまんを退治し、町が平穏を取り戻すというもの。これは児童が初めて触れる、その後「水戸黄門」などの時代劇にも通じていく日本のヒーロー番組の王道シナリオといえるだろう。


    姿とかたち

    ノーベル賞受賞者のコンラート・ローレンツは、人間を含む動物に共通して見られる「かわいらしさ」の基準として、「体に比べて頭が大きい」「目が大きいこと」「頬っぺたがふっくらしていること」をあげているが、アンパンマンも登場人物はほとんどが丸いシンプルな体型をしており、頭は体に対してかなり大きい。テレビの番組内容をしっかり理解できない1~2才児に対してもアンパンマンが人気の理由には、こうしたキャラクターの「姿とかたち」が大きく関係しているようだ。

    引用①:なぜ「アンパンマン」に子どもたちは熱狂するのか
    引用②:なぜ子供たちはアンパンマンが大好きなのか? ~男子中学生ならこの夏、読んでおいて損はない本~

    ローソンについて考えるつもりがアンパンマンについて考えることになってしまったけど、子どもを魅了し続けるアンパンマンについてもっと調べたくなった。まずは、やなせたかしの自伝を読んでみようと思う。

    人生なんて夢だけど


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    2013年4月5日金曜日

    文章を作成するときに気をつけていること(気をつけたほうが良いこと)



    お餅きらいです。奈良漬け嫌いです。文章作成はもっと嫌いでした(昔は...)。
    会社の諸先輩方に、アレコレ指摘され文章を書くのがますます嫌いになった時期もありました。
    でも最近は昔ほど嫌いではなくなりました。

    このブログを書くようになって自分の考えをまとめることを繰り返すうちに、少しは苦手意識がなくなったのかもしれません。先輩方に指導されたことを実践するうちに、自分なりの文章の書き方を確立できたのかもしれません。

    少々苦手意識は少しはなくなったものの、誰もが心震えるような立派な文章を書けるかというと、「???」ですが、重要なことがかかれているサイトがあったのでブログに備忘録として記述します。
    引用先: 自己編集スキルを身につければ、文章は見違えるほど良くなる!




    ■プリントアウトする

    必ずプリントアウトしてください。たしかに面倒です。しかし、例えば業績評価で言えば、プリンターまでのわずかな距離を歩くだけで、昇給率が4〜5%も違ってくるかもしれません。

    プリントアウトする理由:ライターや編集者なら誰でも口をそろえることですが、自分の文章よりも、他人の文章を批判的に見るほうがずっと簡単です。他人ならあなたの文章をフレッシュな目で批判できます。自分の文章をチェックしたいなら、他者の視点をシミュレートする必要があります。書いたあなたとチェックするあなたが別人であるかのように振る舞うのがポイントです。パソコンに入力してあるなら、それを印刷します。ざっと読み通して、赤ペンで添削します(情け容赦なくやってください)。手書きのドラフトなら、パソコンに入力してプリントアウトします。あとは同様に添削してください。いずれにせよ紙に印刷しろということです。


    ■距離を置く

    締め切りが迫っていて時間がない場合は次のステップに進んでください。2~3分の余裕があるなら、一度席を外し、報告書から物理的に距離を置いてみます。そうすることで感情的にも距離を置けます。そして、フレッシュな目で戻ってくれば、不自然な言葉づかいや不要なフレーズ、単純なミスに気づきやすくなります。歩き回ったり、トイレへいったり、同僚と軽く雑談したりしましょう。一晩おけるならそれがベスト。さらに冷徹な目で見直せるはずです。


    ■声に出して読む

    良い文章は声に出して読んでもスムーズに聞こえます。まるで丁寧な言葉づかいでスピーチをしているように聞こえるはずです。実際に自分の耳で聞くことが、耳障りなフレーズを発見するベストな方法です。大きな声で読んでみて、ひっかかったところや、意味がわかりづらいところがあったら、すべて書き直してください。


    ■相手の立場でロールプレイする

    何度も読み返して添削が終わったら、ロールプレイをします。業績評価を例にとるなら、上司になったつもりで報告書を読んでみます。2ページも読まないうちに退屈になりましたか? それともスムーズに読めて、「すばらしい! こいつは昇進すべきだ!」という印象を持ちましたか? 一番印象に残ったところはどこですか? 思いついたことを書き留め、必要な手直しをしたら、最後のステップへ進みましょう。


    ■冷酷になる

    最後のステップは、切り詰め作業です。言葉、文章、段落をできる限り削ってください。気が狂ったかのように、です。この作業が終わるころには、あなたの文章の本質が光を放っているでしょう。

    以下に切り詰め作業のコツを書いておきます。

    段落を短くする:簡潔にポイントを伝えるためには、3~4つの文があれば十分です。
    文を基本要素に切り詰める:明確な主語、力強い動詞、それと目的語。形容詞と副詞はできるだけ取り除く:プリントアウトした報告書を手にとり、すべての形容詞と副詞に丸をつけます。そして、絶対に必要なものだけを残してあとは削ります。迷ったときは、動詞を変えてみるのも手です。責任をもって主張する:大学1年生のとき、論文試験でB評価を付けられたことがありました。私は怒って教授のところへ押しかけ、どういう基準で成績をつけたのかを問いただしました。教授が言うには、私が論文の中で「と思われる」とか「のように見える」などのフレーズを繰り返し使ったことがマイナス評価の要因とのことでした。そして、意見を述べるときは責任をもって主張しなさい、自分の論旨を完全には支持していないような印象を与えてはいけません、と言いました。


    このアドバイスは衝撃でした。あなたにも有益なアドバイスのはず。とくに仕事関係の文章を書くときには重要です。「~と信じています」とか「私個人の意見では~」とか「あなたは反対するかもしれませんが...」などの自信のない文章で自分の論旨を弱めないでください。これはとても大切なことです。

    自己編集は難易度の高いスキルですが、あなたのキャリアに必ず役立ちます。編集するのは自分自身だとはいえ、間違いなく文章はよくなりますよ。

    良い記事でした☆



    2013年4月1日月曜日

    MOOCs(ムークス)MOOCs(ムークス)MOOCs(ムークス)



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    最近アメリカの名門大学が最近インターネットを通じた無料のオンライン講座を競うように開講しています。このような講座のことをMOOCs(ムークス)というそうです。Massive Open Online Courses の略で日本語に訳せば「大規模公開オンライン講座」といったところでしょう。

    関連がありそなサイトをちょっとまとめておきます。
    ①オンライン講座の一覧(オンライン教育の最前線)
    ②オンライン教育に関する考察はこのスライド(米国の教育系スタートアップの潮流)
    ③自分で教材を作るときに役立つサイト(反転授業の研究)

    2013年3月25日月曜日

    グロービスのクラスを受講して感じたこと(最終)


    写真
    ↑のイラストはこのブログの内容とまったく関係ありません。(講師の似顔絵です...)


    それではクリティカルシンキングのクラスを受講して思ったことを記述します。
    学びは多岐にわたりますがその中でも問題を解決するために必要だと思うもの(思っていたもの)を、過去→現在→未来の時系列で書きたいと思います。


    1. クリシン受講前(過去)
     
     受講するまでの問題解決者のイメージは、MECEやロジックツリーなどの思考ツールを使い慣れていて、どんなケース問題でもサクサクと答えを出してしまうスマートな人でした。私は「ロジカル○○○」「×××問題解決」タイトルの書籍は読んでいたし、社内研修でロジカルシンキングの研修も受講していたので、思考ツールは一通り使える?つもりだった。それゆえにクリシンを受講して何か得るものがあるのだろうか?と勝手に思っていた 。


    2. クリシン受講後(現在)
     
     1.で記載したイメージは初日早々に見事くつがえされることになります。講師の説明やテキストに思考ツールに関する内容が少ないのです。思考ツールを全面的に使ってきた自分にとってそれ以外の内容を受け入れるのに時間がかかりました。三ヶ月間さまざまなことを学びましたが一番の気づきは、相手が納得し共感を呼ぶメッセージを作ることの重要です。重要さはわかっても自分でチャレンジすると難しかったです。しかしチャレンジの過程で考えて考えて考え抜くと今まで自分になかった視点でメッセージを作れることがありました。考えるということはエネルギーや時間を要すので、日々の業務に忙殺されると考えることを諦めがちですが、自分に新たな視点を取り込むためには必要なことだと体感しました。


    3. 3年後(未来)

     真の問題解決者となるには、2.で記載したことに加えてリーダーシップが必要だと思います。紙とペンを使って完璧な解決策を書き出すことができても問題は何ひとつ進展しません。問題を解決するには言語化された解決策のステップを行動に移していくリーダーシップが必要です。自分の言動を変えるのは自分一人でできますが、自分以外の人の言動はリーダーシップなくしては変えられないと思います。
    自分の内部および外部環境をみると、誰もやろうとしないために解決できないまま放置されている問題がたくさんあります。その中からまずは小さな問題解決をコツコツと繰り返し、他者やグループ、組織を動かしていきたいです。そして3年後には問題解決スキルとリーダーシップを兼ね備えた「問題解決リーダーシップ者」になることを、ここに宣言します。


    4. おまけ

     下記のブログでは、普段はグループ会社内の研修を受ける自分が、GLOBISで多業種の方と研修を受講して感じたことを書いています。

    2013年2月28日木曜日

    「キャリア・マネジメント」~自分のやりたいこと/できることは明らかですか?~



    ご自身の『キャリア』について真剣に考えたことがありますか?
    って質問されたら、僕は「自分が歩んできた道」、それがキャリアです。 っと答えてきた。
    自分のキャリアを真剣に考えることから逃げてきたのかも知れない。

    30歳も超えたし自分のキャリアを考えるうえでのヒントを得るためにあるセミナ参加した。
    今回のブログはそのセミナ内容のまとめ。

    ■ 日 時 : 2013年2月24日(日) 10:30-13:00
    ■ 場 所 : グロービス経営大学院 大阪校
    ■ 参加者: 約30名


    1.キャリアとは

    キャリアとは人生の軌跡と展望
    ■ これまでどういう人生を歩んできたか
    ■ これからどこへ向かうのか

    キャリアを考えることとは、自分の人生の生き方を考えるということ


    2.自分のやりたいこと(ワークショップ)

    将来の夢を語る : ○年後の自分はどうなっていたいか?
    2人1組になり、1人
    3分間熱く語る。

    [講師からのフィードバック]
    描いた自分=「やりたいこと」 は本当に自分が心からやりたいことですか?■ 世間でよいと言われていること を区別してる?■ 今の延長線上で何となくやれそうなこと を混同していないか?

    自分のやりたいことを決めるには価値観(※)が重要
    (※)ワクワクする源、大切だと感じるもの


    3.価値観の重要性(ワークショップ)

    ライフラインの作成 : 自分の人生を振り返る 

      WS000000

    ①人生を思い出し、過去の節目や転換期となった出来事を思い出す
    ②それらの出来事の幸福度をワークシートにプロットする
    ③ライフラインを改めて見て、どんな価値観を大切にしているか、何に喜びを感じるかなどを感じる
    ④気づいたことをライフラインの中にコメントを付け加える

    [講師からのフィードバック]
    ラインが山になっている(幸福度が高い)部分の出来事■ 自分が何を大切にしているのか(価値観)が見えるかもしれません
    ■ 何を強みにしているのか見えるかもしれません

    ラインが谷になっている(幸福度が低い)部分の出来事
    ■ 自分が壁にぶちあたったとき、つらいときにとりがちな行動が見えるかもしれません
    ■ その経験があったからこそ強くなった自分がわかるかもしれません

    ライフラインを作成することで現在の自分を形成する価値観や考えた方を理解できる


    4.自分ができること

    セルフチェック(資産の棚卸し):自分ができることを見つめる

    ①知識・スキル・姿勢・経験の要素の分析から自分の強みを列挙してください ・知識 ・スキル
     ・姿勢
     ・経験

    ②自分にとってもっと向上させる必要があることを列挙してください
     ・知識
     ・スキル
     ・姿勢
     ・経験

    [講師からのフィードバック]
    「能力」×「経験」=「実力(自分のできること)」

    WS000000

    「学び」と「実践」(Action&Learning)の両方を繰り返していくことが大事


    5.さいごに 

    自らの現状を認識し、キャリアを考えつづけること、変化を見極めること
    そして自分を高めるために指針を考え行動に移す

    WS000000


    以上

    2013年2月17日日曜日

    グロービスのクラスを受講して感じたこと(中間)




    現在クリティカルシンキングクラスのDAY4課題に取り組み中。全6日間のコースなのでちょうど折り返し地点を迎えたところです。ここではグロービスのクラスを受講してこれまで感じたことを書きます。課題と全く関係ないですが。

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    私は、いつもグループ会社内の研修を受けるので、これだけ多業種 多職種の方との研修を受講するのは初めてです。それゆえにいろんな刺激を受けさせてもらってます。グロービスのクラスを受講して特に思うことが二つあります。


    1. 振り返りは他者が介入するとより良い学習効果をもたらす

     私は業務で研修を企画したり実施したりするので、学習理論などに少しながら興味があるのですが、学習理論の一つに「経験学習モデル」という理論があります。このモデルは「経験→省察→概念化→実践」という4つの学習サイクルを回すとより深く学べるという考え方です。簡単にいうと、経験しっぱなしの振り返りなしではなくて、ちゃんと振り返って経験したことを次回に活かしましょう!ってことです。
     今まさに、私たちがやっています。各回のクラス後、自分で振り返りをして次回のクラスに活かす。このサイクルを回していると、少しづつ自分が学習してるような気がしています。また、振り返るときに(勉強会などで)他者を交えて行うと 違う視点で自分を見つめなおすことができ、より多くの学びを得られることに気づきました。日々の業務に忙殺されると、なかなか振り返りの時間を確保しにくいですが、これからはできるだけ時間を確保して学びを深めたいと思います。


    2. 心理的安全が 積極的な姿勢を生み出し学びを深める

     私の職種はインストラクターなので日々研修を実施しています。お客様は主にグループ会社の方々です。研修の進め方はコースによって異なりますが、時にグループディスカッションをすることがあります。インストラクターとしては受講者同士がフラットな関係で、活発に議論をするのを期待するわけですが、同じ会社の方々が同じグループになったとき、期待通りに議論が進まないことがあります。社内のポジションや、それまでの業務経験によって、その場でいやがおうにも「権力」が駆動してしまうのです。若手がすごく素晴らしい見識をもっていても、(心理的な圧力がかかり)遠慮して堂々と発言できず、エライ人が永遠に喋り続け、権力をもつ人が場の活動を独占した挙句、しょぼ〜いアイデアが採用されたりします。想像するに私も受講者として その場にいたならば遠慮してしまうと思います。今回クリシンのクラスで(私を含む)みなさんが活発に議論できているのは、心理的安全の影響が大きいのかもしれません。

    最後まで読んで頂きありがとうございました。
    ご意見あれば是非お願いします。

    2013年2月15日金曜日

    リクルートのDNA―起業家精神とは何か(江副 浩正、角川書店)



    周囲に何人かリクルートで働いている知り合いがいるが、とにかくバイタリティに溢れている。
    その要因を探るべく(または、リアルタイム性のある事柄なので...)一冊の本を手にした。



    リクルートのDNA―起業家精神とは何か (角川oneテーマ21)
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    角川書店
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    江副浩正さんが考える成功するための条件を、備忘録としてツラツラと箇条書きでまとめておく。

    1.ひとりではなく、仲間を巻き込む
    エネルギッシュな若い人材が集まり、
    目標を共有して(ビジョンを明確にして)事業を推進することが大切。

    2.同僚に「ついていきたい!」と思わせる
    人がついてくるようにするには、自分をを磨くことが大前提。
    カリスマでなくとも、人がついてくるようになるのは可能。
    重要なのは同僚の誰よりも仕事を熱心にして、卓越した成果を出し続けること。

    3.人をうまく使える
    企業は人のあつまりである。
    成功者は、チームメンバーの特性をよく知り、
    誰にどの仕事を任せるかを的確に判断できる。

    4.小さく始める
    多くのリソースを必要としない事業を見極め、それに着手する。
    大きな資本を必要とするものは、大企業が行えばいいと考えていた。
    この考えは、現在のスタートアップにも共通していると思う。

    5.時間を有効活用する
    時間は誰にでもある、唯一公平なものである。
    時間の有効な使い方を知らないと大きな成功は難しい。
    その仲でも、仕事に優先順位をつける事が大切。

    6.失敗を恐れない
    人がチャレンジした時、失敗はつきもの。しかし、ピンチはチャンス。
    ピンチへの対処がうまくいけば、成功が見えてくる。
    部下の失敗も許してあげなければならない。

    7.大事なのは学歴ではなく、スキルと知識
    学歴は関係ない。そうではなく、知識とスキル重要。
    知識とスキルをつけるために学習する事が求められる。
    たくさん本を読み、事業計画を書き、それを人に見せて人の意見や助言を聞くこと。
    インプットだけでなく、アプトプットする事で
    身に付く力が上がっていく。

    8. 経営理念(ビジョン)を共有する
    自分の経営理念を社員と語り、議論しなければ理念の共有は難しい。
    共有された理念がなければ、組織の心を一つにする事は難しい。

    9.コミュニケーション能力を高める
    インターネットの普及により、世界は大きく変わった。
    経営者は、読み手にとってわかりやすい文章を書かなければならない。
    また、わかりやすく伝えなければならない。

    10.相手の気持ちを考えて話す事ができる
    成功者は話すのがうまく、人の話を聞く能力にも長けている。
    話す時は、相手が聞きたいことを知った上で、
    わかりやすく話さなければ、正確には伝わらない。

    2013年2月12日火曜日

    プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)だ!?


     
    私の職業はITインストラクター(※)なので、おのずとプレゼンテーションすることが多くなります。(※)システムエンジニアに対してプログラミング言語やデータベースを教えてます


    ITインストラクターになるまでの軌跡を振り返ると、新卒で4年間は 組み組込み系のシステムエンジニアとして業務をしていました。もともと人と接するのが好きなタイプなので営業職を目指して転職活動をしていまいたが、当時の転職アドバイザーの方から「人と接したいのであればインストラクターはどうですか?」といわれ、内心悪くないなと思い、入社試験を受けたら運命的に採用されました。そして入社後、インストラクターとして登壇するまで、先輩方の前でロールプレイングを行い改善を繰り返し、デビューしたわけです。そのロープレの中で上司から言われたことで今でも大事にしている言葉があります。



    プレゼンテーションはプレゼント(贈り物)やからお客さんに最高のプレゼントを届けよう



    当時このフレーズを聞いたとき、そんな重く受け止めへんかったけど、経験を積むにつれてつくづく大事やなって思う。
    この考え方の良いところは、相手目線になれるところ。プレゼンテーションが贈り物であるならば、自分がしたい話をするのではなく、相手が聞きたい話をしようと考えやすくなる。だって、プレゼントなんやから、相手に喜ばれるものを贈りたいやん???


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    最近は↑の考え方にプラスアルファで 「対話」することが大事だと思っている。


    講義をするときは、朝一番で研修室のドアを開けるまではどんな人が来ているのかわからない。
    一般社員の方もいらっしゃるし、マネジャーもいらっしゃる。お客さんは一様ではないのです。
    いくら最高のプレゼントを届けようと思っても相手の態度や雰囲気で、勝手にキャラクターを決めてしまって講義をすすめると、ときに「受講者が求めていること」と「私が伝えたいこと」に食い違いがおきて満足してもらえないことがある。


    だから最近、講義開始前に最もこだわっているのは、「限られた時間で最大限に受講者を知ること」。
    「対話」が大事とわかっていても、聞き方ひとつで、相手の私に対する印象が変わってしまうし、聞くからにはそれに応えなければならない。


    でも、言うは易く行うは難し。


    奥が深いなインストラクターって仕事は。


     

    2013年1月28日月曜日

    仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法(内田 和成、東洋経済新報社)


    昨日のクリシン2回目の講義では、イシューを正確に押さえた上で情報を解釈し、メッセージを抽出する練習をした。抽出されたメッセージは、あくまで仮説であり検証が必要であるとの内容があった。
    じゃ良い仮説ってなんやろ?って思い、少しのヒントを得るために一冊の本を手にした。



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    本書によると良い仮説の条件とは「掘り下げられている」「アクションに結びつく」であることだそうだ。

    仮説① 営業マンの効率が悪い
    仮説② 営業マンがデスクワークに忙殺されて取引先に出向く時間がない


    1.掘り下げられている

    上記二つの仮説を比べると掘り下げ方が違う。
    ②はなぜ効率が悪いのかという原因に踏み込んでいる。
    すなわち「営業マンがデスクワークに忙殺されて、取引先に出向く時間がない」ために営業効率が悪いのではないかと考えている。これができるようになるためにSoWhat?(だから何?)を繰り返すのが仮説を掘り下げるコツ。


    2.アクションに結びつく

    ②は、仮説が正しいと証明されたときにすぐに実行できる解決策につながる。①は仮説が正しいと証明されたところで明日からどうすればよいかという解決策にはならない。「営業マンの効率が悪い」という仮説を立てたからといって営業マンに向かって「効率よく働け」というだけでは営業マンはなにをどうしたらいいかわからない。


    [所感]
    私はこの一節を読んで、「掘り下げられている」をWhatの視点、「アクションに結びつく」をHowの視点と解釈した。Whatの視点を掘り下げていく重要性は、昨日の講義で理解した。しかしHowの視点まで持っていなかったのが正直なところであり、仮説が正しいと証明されたときのことを考慮すると重要な視点であると思った。優れた問題解決者っというのは、こういう視点をたくさん持っていて、バラエティに富んだ経験をしているはず。私もそうでありたい。そのためには多くの視点をもち、経験を積むしかない。

    2013年1月16日水曜日

    イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人、英治出版)

     


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    クリシンの初日クラスを受講してイシューが大切であることがわかった。


    ただ、私は、自分が探し当てたイシューが正しいのかそうでないかを、どのように判断するのかが腑に落ちていない。


    これは自分で経験する以外の方法はないと思う。


    恋愛をしたことのない人に、人を恋する気持ちはわからない。
    リーダーを経験したことのない人に、リーダーの苦労はわからない。


    イシューの探究もこれらと同じような気がする。


    そう思い出させてくれたのはこの本。



    イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」



    安宅和人
    英治出版
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    論理思考や問題解決に関する書籍は、終始ツール紹介をしているものが多い。
    実際にamazonで「論理○○○」「○○ロジカル」というタイトルの書籍を衝動買いし、がっかりしたのは一度や二度ではない。


    ↑の本は 知的生産についての本質的な議論がなされていて、実践の手がかりになりうる内容だった。
    初日クラスを受講したあとに読んでみると、昔とは違った視点で読むことができた。


    安価で良書です。


     

    2013年1月8日火曜日

    NNNドキュメント「私のボスは外国人 文化の壁を打破せよ!」



    嫁は、最近赤ちゃんを産んだので、実家に帰っている。

    いつもなら子どもと戯れるけど、時間があったのでTorneで録画していた
    NNNドキュメント「私のボスは外国人 文化の壁を打破せよ!」
    をみた。

    感想。


    外国人と働くってこうも大変なことなのか。

    自社でもグローバル化の必要性を提唱しているが、外国人が上司になる気配もない。
    ただ最近の新人研修では日本国籍以外の方もいて、なかには日本語より英語のほう得意な人もいる。
    インストラクターとして自分の伝えられることが100%伝わらないもどかしさを覚え始め、最近では少しづつ英語の勉強している。その影響もあり、こういった番組を 以前より増して興味をもって見ることができる。


    2013年1月2日水曜日

    [schoo]メンバーの力を最大化するチームマネジメント/サイバーエージェント取締役人事本部長 曽山氏



    schoo(スクー) WEB-campusのアカウントは持っていたけど、なんやかんやで元旦の日に初めて参加しました。

    どの授業を受けようか悩んだ挙句、下記の2012年度ランキングで1位の授業に参加。
    メンバーの力を最大化するチームマネジメント/サイバーエージェント 取締役人事本部長 曽山氏

    まずはschooの使った印象ですが、インタラクティブにやり取りができるのでとても良い。
    チャット機能を使用して講師と質疑応答ができるので、教える側と教わる側の学びが深まりそう。
    視聴後に授業内容に関するレポートを提出することができ、これが他の人のレポートも見れる。
    即、有料会員になりました☆


    以下に、講義内容と質疑応答の気になったことをまとめる。


    講義内容
    マネージャの役割とは、サイバーエージェントは以下のように定義している  
    組織の成果を出すこと=成果が出る組織を創り続けること
              ≠対話をする            
              ≠モチベーションをあげる  
    ※手段の目的化のワナに注意する

    マネージャーが成果を出すための3つの習慣とは?」とある会議での藤田社長談

    ①目標・・・成果を定義し、組織全体を一つの方向に導く力
     1.何ができれば成果となるのかを定義する
     2.メンバーが自走するか       
     3.ワクワクする目標が良い
       
    ②役割・・・個々の力を100%以上出せるように配置する力
     1.成果から逆算して役割を列挙する
     2.力を発揮できる配置を考える       
     3.個々の強みを活かす

    ③評価・・・成果への進捗を確認し、軌道修正をする力
     1.成果に向けて軌道修正する
     2.定期的に面談する
     3.人材育成の機会と考える
     ※3つのチェックリスト  
     (率直に課題を提示できるシート、褒めと課題(期待)をセットで3つかく、面談の時に渡す)


    質疑応答
    ・チームで食事にいくとメンバー間の関係性が見える
    ・叱るのは必要だがキレるのは良くない。キレそうな時は紙に書いて渡す。
    ・2割報告 (2割できた段階でチェックすると意識のズレがなくなりやすくなる)
    ・上司の強みと部下の弱みで、衝突が起こる。
    人の強みをみつけるためのツールとしてストレングスファインダーを紹介していた。
    ↓の書籍を購入するとチェックできるそうなので早速購入。


    さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす
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    マーカス バッキンガム ドナルド・O. クリフトン
    日本経済新聞出版社
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    他業種の方の授業を受けることができるので少し自分の視野が広がりそうな気がする。